生命保険の見直しだけで700万円のお得?チェックポイントは3つだけ!!!知らないと損する見直しのメリット・デメリット全知識

ども。年間100組を超える方の資産形成相談にのっているファイナンシャルプランナーのこはるです(^^♪

相談の中でも多いのは「現在加入している保険の内容を確認したい」です。

私のポリシーは「すべてのお客さまに金融リテラシーを」なので、相談を受けた際には加入中の保険の内容を一つ一つかいつまんで丁寧にお伝えします。

するとだ~いたい10人中8人くらいの方が見直しをされます。

なんか私の話し方がよくないのか。見直しのメリットをお伝えしすぎなのか。

とデメリットを強調するようにお話ししてもその数は変わりないように感じています。

現在、私は保険販売はしていないので、そんなお客さまは「ほけんの窓口」や「保険見直し本舗」のような乗合代理店に行かれるか、インターネットで一緒に試算してお客さまご自身で加入手続きするか、現在の保険解約の手続きをされるか、そんな流れになります。

なぜでしょうか。それは私の話が上手いから~(^^♪

ではありません( ;∀;)

乗合代理店やインターネットからバックマージンが貰えるから~(^^♪

でもありません( ;∀;)

単純にお客さまがメリットとデメリットを比較してメリットが大きいと思われたからだと思います。

どうしてそうなるのか。その理由をお話しします~(^^♪

で、ここでは、見直しってなると絶対に「乗り換えないと」ってなるので、ハードルが高くなっちゃいますよね。

なので「見直しする」とともに「確認する」という意味でも話を勧めたいと思います。

この記事はこんな方に

・生命保険の確認・見直しってどうすればいいか分からない
・生命保険の見直しをして逆に損してしまうのではないか不安がある
・そもそも加入している保険の意味ぷ~(/・ω・)/

加入している保険を確認・見直しした方がいい人 3つのチェックポイント

自分がどんな保険に加入しているか分からない

40代より上の世代だとこう話されるお客さまが一番多いですかねぇ。

日本人は脳科学的に不安になりやすい傾向があるそうなんです。セロトニントランスポーターが少ないというお話しもあるみたいで( ;∀;)

なので、とりあえず民間の保険に入っておいたって人は多いんですねぇ。数えたことはないですけど…どうなんでしょう。9割方はとりあえず派な感じがします。

ただ、そもそも論になっちゃうんですが、日本人だったら世界でもトップクラスの国民健康保険に誰もが入っているはずなんです。さらに少し難しい言い方ですが高額療養費制度だったり、傷病手当金だったりにも入っているんです…

私が保険の乗合代理店にいたころは「保険の見直し」で来店されて全部解約を決意して変えられる方もよくお見受けしました。

素晴らしい保険の営業さんだったら「そもそも民間の保険がいらない人もいる」ってスタンスでお話ししてくださるはずです(^^♪

「すぐにこの保険に乗り換えましょう~」って営業さんからはそっこー逃げてくださいね~($・・)/~~~

この記事の後半でヤバメの営業さんのことはお話ししますので。

で、ですね、表題の700万円お得したって方もこのパターンの方でした。

その方は23歳で10年毎に保険料が上がっていく更新型でした。説明を受けて加入されたそうなんですが、保障内容は分かっていても保険料があがることは聞いていないとのこと。

ざっくり計算でいくと、いまの毎月の保険料が8000円、33歳で1万円、43歳で2万円、53歳で4万円にあがります。63歳まで加入していたとして支払総額は936万円。

私がほぼ同内容(むしろ好条件に)で保険会社3社に分割して見直しすると月々の支払いは毎月5000円で、当然保険料は上がらず63歳までいけるので支払総額は240万円。

なので差額は696万円でほぼ700万円でした。

ホントによくいらっしゃるんです。保険料がこんなにあがるなんて知らなかったと保険料更新のお知らせのハガキを持って相談に来られる方。

保険料が4万円とか5万円とか引き落としされてびっくりして相談に来られる方もいました。

よく情弱って言い方をしますが…保険って毎月の支払のことなのでそんなに大きな買い物しているつもりはないかもしれませんが、毎月3000円の保険料でも30年支払いすると108万円です。

よく分からないものにそんなに大きなお金を支払うのはやめにした方がいいんじゃないでしょうか。

見直しと言わないまでも確認・把握はされてしておいた方がいいですね(^^♪

加入した時から状況や価値観が変わっている

「家族構成が変わる」「収入状況が変わる」「価値感が変わる」など変化があったときには保険を見直しするタイミングです。

家族構成が変わる

結婚した(^^♪離婚した(-_-)

お子さまが生まれた(^O^)お子さまが独立した(ToT)/~~~

俗に言うライフステージの変化に伴い、家族構成が変わりますね。

例えばお子さまの独立などで直接守る家族が減るとその死亡保障は不要になるかもしれません。

こんな風に家族構成が変われば必要な保障すべき内容も変わります。適切な保険かどうか、しっかり確認しましょう。

収入状況が変わる

保険で「何のリスクをカバーするんですか?」というと収入と答える方が多いかと思います。

収入から考える

就業不能保険を例にしてみましょう。

例えば、毎月30万円の収入であれば、就業不能になっても毎月20万円保険金として受け取れると生活水準を維持できるなぁと考えたとします。

となれば毎月20万円受け取れる保険に加入するわけです。

当然、加入後に収入が変わればカバーする金額が変わることになります。

端的には言えませんが、収入が増えれば保険金額は増加する、収入が減れば保険金額は減少する、と捉えられるでしょう。

支出から考える

お客さまから「支出の何%くらい保険にかければいいんですか?」って質問はよくうかがいます。

ネットで情報を見ても1%とか5%とか10%とかさまざまですね。

目安としては、あるんですが支出から考える方法はあまりオススメできません。それは目的が変わってしまうからです。

これはまた別のところでお話ししますね(^^♪

価値観が変わる

価値観が変わると人生観も変わりますね。人生観が変わると多分人生の目的も変わるので、目的が変われば手段も自ずと変わるでしょう。

保険は目的を達成するための手段です。

あ、違う人生を生きるんだ。と思ったら保険は見直しするのは当然の帰着かもしれませんね(^^♪

加入している保険が内容を見るまでもなく悪い

そんなこと分かるの?って言われそうですが。分かるんです。

でも、絶対はないので。まあ、気になったら一度確認はされたほうがよろしいかと思います(^^♪

更新型の保険に加入している

更新型というのは現在の保障内容が加入してから5年とか10年で終わる保険です。

…っと、終わるわけではなく「更新」できるので同じ保証内容でも続けられるんですが、その「更新」のときに毎月、毎年払う保険料が高くなるのが常です。

つまり、更新型の保険に加入していると将来保険料が上がることになります。

で、大体は「更新」のタイミングで保障を小さくするか保険自体を止めるかの二択になりますね。なので、私は終わると思ってしまうのです( ゚Д゚)

もし同じ保証が一生涯必要な場合、今すぐに見直しした方が特になることが100%です。

私は終身保険なので大丈夫と思ったあなた。

その保険は本当に終身保険でしょうか?

定期保険特約付終身保険(っちゅ~長い名前)でも終身保険と説明する営業さんもいます。←嫌なやっちゃな~( ゚Д゚)

と、なると最初にお話しした「自分がどんな保険に加入しているか分からない」になるので

定期とは名前の通り、定められた期間をお守りする保険。

終身とは名前の通り、身が終わるまで(亡くなるまで)お守りする保険です。

定期保険にも様々な種類がありますが、

古い保険に加入している

ぶっちゃけると、20年くらい前の医療保険やガン保険などは意味がないものもあります。

なぜか(?_?)

医療の進歩で昔と状況が大きく変わっているからです。

例:古い医療保険

例えば古い医療保険だと入院して5日経たないと保険会社からお金が受け取れないものがあります。

最近は医療技術の進歩で日帰り手術など、入院しても短期で退院になることが多いです。

この保険に加入していると4日以内で退院すると保険金は受け取れないということになりますね。

例:古いがん保険

がん保険もそうです。昔は「がん」は亡くなる病気の代名詞でしたが、今は治る可能性がある病気です。しかも今は入院はほとんどせず通院治療が主流です。がんの入院に手厚いのが昔のガン保険ですが、今はほとんど意味をなしていないと言っていいでしょう。

ただ、古い保険でも貯蓄系は簡単に解約の決断はしない方がいいかもしれません。これは次の見直しデメリットにつながる話です。

ここまでのまとめ

・今加入している保険の内容を理解していないのなら確認するべし
・今加入している保険の加入時から状況変化があれば確認するべし
・今加入している保険がヤバそうなら確認するべし

保険見直しのデメリット

解約リスク

お宝保険って聞いたことあるでしょうか。

代表的なのは日本がバブル崩壊まで販売されていた貯蓄系、積立系の保険です。

当時はイケイケ日本(#^^#)だったので利回りが半端ないものがありました。

あと、2014年まで販売されていたAIG富士生命のガン保険「がんベスト・ゴールド」もお宝ですね。こんな安いのにこんないい保障で大丈夫?ってほどでした。今のAIG富士生命のガン保険もいいですけど、お宝とまでは言えないですね。

そんないい保険を解約してしまわないように気をつけましょう。

今は簡単にグーグル先生に教えてもらえるので、ひと手間ですが商品名を検索して調べておくだけでそのリスクは回避できるでしょう。

営業リスク

「営業リスク」は私が個人的に言っている言葉なので一般的ではありませんが( 一一)

念のため言うと、本気でお客さまのことを思って行動している営業さんはたくさんいらっしゃいます。

けれど、残念ながら自分や企業の利益を優先する営業さんもいるということです。

営業の本質はお客さまの悩みを解決すること。

私は営業時代、そのように先輩方から指導されてきたし、私も部下に指導してきました。

しかし、世の中にはノルマ達成のためにお客さまを利用する営業さん、給料を多くするためにお客さまを利用する営業さん、社内評価を高めるためにお客さまを利用する営業さん、さまざまな営業さんがいます。

こういった質の悪い営業さんは、日夜、お客さまを自分が売りたい商品へと誘導するためのロジックを考えています。

なので、話を聞いていると、なんだか不安になって、その保険がないとマズいよ~な気分になります。逆に気分が良くなって、その保険があるともっといい未来になるような気分かもしれません。

お宝保険も悪いように言われて解約してしまうかもしれません。

何れにせよ即決は厳禁です。可能であれば保険の乗合代理店のはしごは有効な手です。

何人かの営業さんと会うだけで、質の悪い営業さんに違和感を感じられるようになるでしょう。

時間がかかる

見直しをするということは、当然時間がかかります。

ただ、私は保険のプロへの相談は時間をかける意味があると思っています。

資産形成を考える上で支出を減らすこととリスク対策は避けて通れない道です。

このブログで最初の例に出した23歳の男性は3回×1時間半の相談で700万円の損を回避されました。

また、保険に加入していたおかげで助かったという声も保険営業していた頃はよく頂きました。その声こそが仕事のやりがいでもあったのです。

見直ししないまでも、確認だけなら1時間ほどもあれば十分です。

ここまでのまとめ

・お宝保険を把握して解約しないようにするべし
・人に相談するならその場での即決は厳禁とするべし
・時間がかかっても得られるメリットはあると心得るべし

保険見直しの方法3選

乗合代理店に相談する

保険商品(生命保険・医療保険など)を提供しているのは保険会社ですが、保険加入の際に私たちが相談をする窓口の一つが「代理店」です。

で、一社専属ではなく、何社も扱っている代理店を「乗合代理店」と言います。

一番の大手は「ほけんの窓口」ですし、あと有名どころは「保険見直し本舗」や「保険クリニック」や「保険テラス」など、ショッピングモールなどに店舗が入っている来店型と言われるものです。

無料相談がほとんどですから、「確認だけしたいです」と予約して気軽に行ってみるといいですね。

嫌な営業さんだったらサクッと帰ってきましょう(^O^)

いい営業さんと出逢えたらラッキーですね(^^♪その人が転勤しないように祈りましょう (-人-)

ネットで自分で頑張る

ネット保険はこれからの主流になり得るものですね。「ライフネット生命」や「楽天生命」「SBI生命」の他にも「アクサダイレクト生命」など多くの保険会社があります。

一つだけお伝えしたいのは、ネット保険だから生命保険の保険料が安いというのは違います。

よくネットだから人件費がかかってないので安いんですよね?とお客さまから聞かれるんですが、実際に各社で比較するとネットだから必ずしも安いという訳ではないです。(ちなみに自動車保険はネット保険が圧倒的に割安です)

ただ、全体から見れば保険料が安い水準にあるのは間違いないでしょう。

あと、最近は乗合代理店でもネット保険を扱っている会社が多いです。ネットから直接加入しても乗合代理店で手続きしても支払う金額に違いはないので、ネットである程度試算して会社を絞りこんでから、その取り扱いがある乗合代理店に相談してみてもいいかもですね。

信頼できる友人・知り合いからの紹介

信頼できる友人や知り合いの方からの紹介なら、ある程度しっかりとした分析をしてくれるのではないでしょうか。

保険といってもファイナンシャルプランナーも営業さんも結局、人です。人格だったり人柄だったり。

金融という目に見えない商品を扱っている人はやっぱり信頼できる人が一番です。

いい人とのご縁が本当に大切だなぁと思います ^^) _旦~~

一社専属がダメだとか、保険のおばちゃんはダメだとかって言っている方もいるみたいですが…私はそうは思わないです。

同じような保障内容であれば一社で数種類の保険をまとめるより、数社で保険設計した方が支払う保険料は割安になることがほとんでしょう。

でも、その営業さんが本当に親身になってくれる、保険のおばちゃんがいつも連携とれて安心できる、というのであれば少しくらい保険料が高くてもいいんじゃないでしょうか。

まとめ

しっかり検討して加入しても、ライフスタイルの変化に応じて私たちに必要な保障内容は変化します。

一番避けて欲しいのは放置です。

いらないなら解約すればいいし、意味のないお金を毎月支払い続けるのは避けた方がいいですよね。

それに公的な保障も変化します。

いい人との出会い、いい保険の確認・見直しができるといいですね(^^♪